ぱっくるです。
前回は薪ストーブのメリットについて書いてきましたが、今回はデメリットです。
薪ストーブにデメリットなんて無い・・・
・・・
あれ!?、、デメリットの方が項目が多いような、、、。
目次
導入費用がかかる
薪ストーブは、
・・・
高いです!!!!
本体代が50万円前後ですが、煙突費と設置費も同じくらいかかります。
全部で大体100万~150万円くらい。
軽自動車が買えそうですね!
参考に、我が家の設置費用公開しておきます。
- 本体 ・・・・約¥694,000
- 煙突代 ・・・約¥350,000
- 運搬費 ・・・約¥ 30,000
- 設置費 ・・・約¥200,000
- その他 ・・・約¥141,000
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合計 約¥1,415,000
※設置ストーブは、スキャンサーム エレメンツ 603フロントです。
軽自動車を買うか、薪ストーブを買うかはあなた次第です。
暖房費が高くなる
メリットの方で暖房費安くなるって言ってたじゃん!!
ってツッコミがありそうですが、1シーズンの薪を全て購入した場合は暖房費が高くなります。
地域や購入先によって価格は異なりますが、薪はだいたい100kgあたり5,000円程度で購入出来ます。
薪の消費量は1シーズン数百kg〜1トン越えの薪が必要となります。
仮に1シーズンの薪の消費量が1トンだったとして、全て購入した場合50,000円程度の暖房費がかかってきます。
我が家では薪ストーブとエアコンと併用しています。
薪ストーブの稼働率は1シーズン(4ヵ月)中3~4割程度ですが、大体300kgくらい使用しています。
薪は大体半分くらいは購入で確保しているので、シーズン中の薪ストーブ暖房費は1万円程度です。
お財布事情やライフスタイルに合わせて稼働率を調整するのも一つの手段です。
部屋が暖かくなるまで時間がかかる
当たり前ですがエアコンやヒーターなどと違い、ボタンひとつで着火はできません。
どんなに慣れても火をつけるまでには3〜5分程度かかります。
更に、前日の灰の片付け等が必要となれば、もっと時間がかかります。
やっとのことで着火しても、温風が出るわけではないのですぐには部屋は温まりません。
じんわりと部屋が暖かくなります。
着火の楽しさが薪ストーブの醍醐味の一つではあるんですがね!
部屋が汚れる
薪ストーブの周辺は確実に汚れます。
- 薪の破片
- 灰
- 燃え残った炭
これらがストーブ周辺に散乱します。
薪ストーブ周辺は必ず掃除しやすいタイルや土間にしておく事をお勧めします。
ストーブ前にラグやギャッベを敷いておくのも良いです。
あと、薪投入時に油断しているとストーブ内側の煤が服に付いて汚れます。
付いた煤はなかなか取れません。
汚れ対策に長めの皮手袋をお勧めします。
部屋が臭くなる
どんなに上手に着火して、最高のタイミングで薪を投入しても薪ストーブの扉を開けたらにおいが漏れてきます。
薪がしっかりと燃えているならまだ良いのですが、着火にミスって燻ったりするともう最悪です。
そういう時は新た薪や焚き付けの投入が必要になりますので、扉を開けなければなりません。
家の中が見事に燻されます。
洗濯物を干していたとしたら、燻製Tシャツの完成です。
薪ストーブを使用する上で、匂いは付き物だと思っておいた方が良いでしょう。
設置スペースが必要
薪ストーブ本体のほかに、周辺には下記のものを置くスペースが必要です。
- 薪用ラック
- 焚き付け用のカゴなど(我が家はバケツ)
- 薪ストーブ用ツール
- 箒、ちりとり
また、上記の物はシーズンオフの際にどこかにしまっておけばよいですが、薪ストーブ本体はよっぽどのことがない限り動かせません。
その薪ストーブは夏場、その場所で本当に邪魔にならないですか?
その事をよく考えて、設置場所を選びましょう
薪を置くスペースも必要
薪を自分で作成する人はもちろん、購入する人も薪棚は必ず必要です。
薪はシーズン中ほぼ毎日使用するので最低でも1か月分ストック出来る棚があると良いです。
自分で薪を作成する場合は、薪の乾燥が必要です。
薪の乾燥は2年必要です。
近隣住民への配慮が必要
薪ストーブのにおいはどんなに上手に焚いても必ずにおいます。
燻ったり、薪の水分量が多いと白煙が出て臭くなります。
自分は割と好きなにおいですが、嫌いな人も必ずいます。
燻った時のにおいは自分も苦手です。
導入するに当たりご近所さんへの説明はしておきましょう。
導入後もご近所さんへのヒアリングをするなど配慮が必要です。
日中は洗濯物を外に干す方が多いので、
ストーブは夕方からだけにする!
といった配慮がトラブル回避に繋がります。
火傷の注意が必要
当たり前ですが、触ると熱いです。
当たり前です。
ただ、どんなに気にしていても
- 目を離した隙に赤ちゃんがストーブに向かって行った。
- 子供が走り回ってるうちにストーブにぶつかった。
- 酔っ払ってストーブを素手で触った。
など不慮の事故は十分考えられます。
そうなる前に柵をつける事をオススメします。
柵はネット等でも買えます。
我が家の場合は土間からの落下の懸念もあったので、大きな柵を自作しました。
怪我にも注意
薪を扱う上で小さな怪我から大きな怪我まで危険性があります。
- 木のトゲが刺さる
- 薪が崩れ手や足に当たり打撲
- 斧やナタでの切傷
- チェーンソーでの大怪我
など、上げていくときりがないです。
- 適切な保護具を付ける
- 道具のメンテナンスをする
- 道具を正しい持ち方で使用する
- 道具を正しい使用方法で使用する
- 特にチェーンソーは販売店での指導を受ける
これらに気を付けて怪我の無い薪ストーブライフを過ごしましょう。
年一度のメンテナンスは必須
薪ストーブを使用する上でメンテナンスは必須です。
これを怠ると重大事故になり、最悪ポックリ逝ってしまいます。
冗談っぽく書きましたがマジです。
メンテナンスは面倒でも必ず行いましょう!
- 本体の掃除←シーズン中は毎日必要
- 煙突掃除
- 破損部品の交換
薪ストーブの本場ドイツでは煙突掃除屋さん(チムニースイーパー)は国家資格となっております。
チムニースイーパーのOKが貰えないとそのシーズンは薪ストーブ使っちゃダメってなるんですね。
そのくらいメンテナンスは大事って事です!
自分ではちょっと…って方は業者さんに頼みましょう。
販売店さんで面倒見てくれる所も多いので、問い合わせてみましょう。
虫との遭遇機会が増える
薪に虫はつきものです。
本当にくっついてきます。
薪棚は虫には丁度良い住処になります。
虫のタワーマンションです。
薪棚でよく見る昆虫は、
- カミキリムシ
- 蜘蛛
- 蜂
- カマキリ
- カメムシ
- 皆んなが嫌いな黒いアイツ…
虫が出る前提で薪と付き合ったほうが、だいぶ気が楽になります。
外から屋内に薪を持ち込む際に薪同士をコンコン叩いて虫を払い落とす事で、虫の侵入はだいぶ減らせます。
それでも嫌だなーって人は、
- 薪棚に外用の殺虫材を設置する(主に黒いヤツ対策)
- 強制乾燥処理をしている業者から薪を買う
- 薪のストック量を減らす(1シーズン分のみにする)
などを試してみると、遭遇率をぐっと減らせます。
おわりに
薪ストーブをおすすめするために記事を書いてるのに、デメリットの方がスラスラ書けちゃったな・・・。
ただ、
「ホームセンターにファンヒータ買いに行~こうっと!」
ってくらい軽いノリでは買えない事は間違いないです。
数十年あるいは一生の相棒のようなモノなのではないかなと思っています。
そんな相棒のデメリットも好きになって付き合っていってくれると嬉しいです。
メリットについてもまとめていますので、参考にしてください。
今日はここまで!
ありがとうございました。