ぱっくるです。
最近よく聞くスキャンサームの薪ストーブ。
良いストーブとは聞くけど、本当にそうなの?
そう思う方も少なくはないはず。
決して安い買い物ではないので、慎重に選びたいですよね。
では、実際にデメリットがあるかと聞かれたら…
デメリットは、あります!
どんなに良い製品でも、どこかに欠点はあるよね!
実際にスキャンサームの薪ストーブを4シーズン(2022年/10月現在)使用してみた結果、
少しでも気になった点を紹介します。
薪ストーブの新規購入や買い替えの検討をしている方、是非参考にしてみて下さい。
この記事では
スキャンサーム製の薪ストーブを使用してみた結果、気になった点を紹介します。
筆者が使用している機種はelement(エレメンツ)603front(フロント)という機種になります。
では早速紹介していきたいと思います。
目次
薪ストーブが高額なの薪ストーブ全体的に言える事ですが、
その中でも「skantherm」製のストーブの価格帯は高めに設定されています。
有名な薪ストーブ「バーモンドキャスティングス」製の「アンコール」と比較!
約25万円も高いッ!!
※本体のみの価格なので、この他に煙突代や施工費なども発生します。
しかし、スキャンサーム製の薪ストーブが業界の中で一番高値という訳ではありません。
薪ストーブのメーカーや機種はかなり多く、
本体だけで100万円を超える高額な薪ストーブも存在します。
薪ストーブ本体の大体の平均価格は50万円程度なので、
スキャンサーム製のストーブは平均より少し高い程度ですね。(2022年10月現在)
スキャンサーム製のストーブの多くは、鋼鈑(こうはん)製のストーブです。
鋼鈑製のストーブの特徴は、簡単に言うと熱しやすく冷めやすい!!。
筆者が使用している「603フロント」も鋼鈑製のストーブです。
鉄の板を溶接して作られているストーブなので、鋳造(ちゅうぞう)のストーブよりも板厚が薄いのが特徴。
板厚が薄いので蓄熱効果が低く、消火後は暖かさが持続しません。
完全消火後は暖かさが持続しないよ!
そんなスキャンサーム製のストーブでも、
オプションパーツを取り付ければ蓄熱効果を上げる事が出来ます!
- テクニカルボックス
- サーモストーン
これらのオプションパーツをストーブ上部に取り付ける事で、
蓄熱量が向上し、何時間にもわたって熱を放出してくれます。
ストーブ内の熱効率を上げる為、ストーブ内側の壁面にバーミキュライトの板が内蔵されています。
バーミキュライトは、少ない薪でも炉内の温度を素早く上げる事が出来るのが特徴!
内蔵されているバーミキュライトは、
- 急激な温度変化
- 高温で焚き続ける
- 内壁に薪などを強く当てる
これらの状態を繰り返す事で破損する可能性が高くなります。
バーミキュライトが著しく破損した場合、性能低下だけでなく重大な事故の危険性も考えられます。
バーミキュライトが破損した場合は薪ストーブの使用は控えて、販売店に相談しましょう。
スキャンサーム製の薪ストーブの特徴と言えば、全面の大きなガラス!
綺麗な炎が見える反面、曇りや汚れも目立ってしまいます。
ストーブの構造上汚れが付着しにくい構造となっていますが、汚れます!
着火や空気量の調整を失敗すると、劇的に曇りが発生する事も…
綺麗なガラスで炎を堪能したいのであれば、
面倒でも毎回ガラス掃除をする事をおすすめします。
スキャンサーム製のストーブは薪の投入口が大きく開きます。
開けた扉は手を離すと自動的に閉まります。
これは、ドアを閉め忘れた状態で薪ストーブを稼働させないため考えられた安全設計!
とは言え、薪を投入する際やストーブ内を掃除する際は扉を開けっぱなしにしたい!!
扉をあけっぱなしにしておきたい際は、
- 手で押さえておく
- ヒンジにつっかえ棒をして開けておく
などの工夫が必要。
スキャンサームのストーブはレバーの数が少ない!
その数たったの1個!!
ですので、レバーをあれこれ触りたい方には少し物足りないと感じるかもしれません。
ただし、レバー操作が単純なので、
使い慣れていない方や、女性の方にも簡単に操作できます。
難しいレバー操作は一切ナシ!
実際のレバー操作は
- 吸気(大)
- 吸気(小)
- 消火
レバーの切り替えも以下の3っつのみ!
⇒レバーを吸気(大)へ
⇒レバーを吸気(小)へ
⇒レバーを消火へ
基本的な操作はこれだけになります!
簡単ですね!
デメリットを書き出してみましたが、スキャンサームの薪ストーブを導入して
「失敗したなー」
と思った事は今のところありません。
むしろ良い買い物をしたなと思っています。
この記事ではあえてデメリットとして書いてみましたが、
使用した方にとってはメリットと捉える項目もいくつか挙げられるのではないでしょうか。
メリットと捉えるか、デメリットと捉えるかは自分次第かと思います。