ぱっくるです。
お庭のグランドカバーでお悩みの方で
クラピアって聞いたことあるけど、気になるけど植え方もわからないし、失敗したらどうしよう…
と考えている方は多いのではないでしょうか?
僕の場合もクラピアを導入する前は同意見でした。
しかし、ポイントさえ押さえれば簡単にクラピアを育てることが出来ます。
今回は庭いじり初心者の方でも失敗しないクラピアの植え方を紹介します。
目次
そもそも「クラピアって何??」って方も多いはず。
クラピアは近年注目を集めている、芝生に代わるグランドカバーです。
芝生よりも手入れが少なくて済むので、「あまり手をかけられない」といった方には特におすすめです。
クラピアに関して詳しくはこちら⇒「グランドカバーにはクラピアがお勧め!」
クラピアの植栽時期は4月~9月です。
(暖かい地方は前後1ヵ月でも植栽可!)
ただ、クラピアは冬枯れする植物なので、出来るだけ早い春~夏の時期に植える事をおススメします。
クラピアを植える前の下準備です。
下準備は主に下記の3つ。
- 雑草処理
- 土を耕す
- 植栽シートを敷く
3つすべてやっておいた方が、クラピアを植えた後の手入れの頻度がぐんと減ります。
えー…どれも大変そうで面倒だなー。
面倒な作業ですが、ここは頑張りましょう。
下準備で手を抜くと、クラピアを植えた後に苦労する羽目になります。
やっぱり全部は時間も無いし面倒だな…
そういった方は、雑草の処理だけでもやっておいた方が良いです。
下準備は数日もしくは、休日しか作業できないのであれば数週間かかることも…。
クラピア購入後に下準備をしていると、植える前にクラピアが枯れてしまう可能性も考えられます。
下準備が完了して植える事が出来る日にちを狙って、クラピアを注文しておきましょう。
既に生えている雑草との根張り合戦に負けない為にも、今生えている雑草は必ず処理しておきましょう。
雑草対策はこちらの記事でも紹介しております⇒「おすすめ雑草対策19選!」
代表的な雑草対策は、
- 手で抜く
- 草刈り機を使用する
- 除草剤を使用する
と、いった方法があります。
雑草処理に除草剤使用する場合には注意が必要です。
除草剤が土に残ったままだと、せっかく植えたクラピアが育たなくなります。
除草剤には大きく分けて2タイプがあります。
- 茎葉処理型の液状タイプ
- 土壌処理型の粒剤タイプ
クラピアを植える前は必ず、 茎葉処理型の液状タイプ の除草剤を使用してください。
このタイプは除草剤の成分を葉と茎から吸収して枯らします。
除草剤が地面に付着しても土が成分を分解してくれます。
雑草が枯れた後にクラピアを植えても除草剤の影響は受けません。
間違っても植える直前に土壌処理型の粒剤タイプの除草剤の散布は絶対にNGです。
このタイプの除草剤は根から成分を吸収し枯らせるタイプなので、強力がゆえに長時間土の中に成分が残ってしまいます。
せっかくのクラピアが枯れてしまいます。
庭の雑草が多く土壌処理型の除草剤を使用したい場合は、土への残留時期をよく確認してから使用しましょう。
土を耕すことで土が柔らかくなりクラピアの根付きが良くなります。
耕すことで土の中の窒素が増え、有機物の分解が促進されるメリットもあげられます。
土の中に残っていた雑草の根を細かく切断する効果もあるので、雑草との根張り合戦にクラピアが勝利する確率がぐんとUPします。
耕した後の注意点ですが、耕した後はしっかりと地面をならしておきましょう。
ならさずそのままの状態だと、地面が踏み固まった際に凸凹となり歩きづらくなってしまいます。
レーキなどを使用して、しっかりと平らにならしておきましょう。
クラピアと植栽シートを併用することで、雑草の被害をかなり抑える事が出来ます。
植栽シート ・クラピア専用マルチシート とは
クラピアを植える際に敷く、不織布の様なシート。
シートを敷くことで雑草が生える事を抑える事が出来ます。
雑草を抑制できますが、クラピアは問題なく根を張ることが出来ます。
そんな夢のような魔法のシートです。
防草シートとは違うので注意が必要です。
防草シートはシートの繊維が密集しているので、雑草が生える事を防止することが出来ます。
間違って防草シートを敷いてしまうと、クラピアは根張りが出来ず枯れてしまうので注意が必要です。
お待たせしました!
事前準備が終わったのでクラピアを植えていきます。
クラピアの植え付けは下記の5つのステップに沿って行います。
- 位置決め
- 穴掘り
- 植付け
- 踏みつけ
- 水やり
また、クラピアを植るのに必要な道具は以下の通り。
- スコップ
- 培養土
- 肥料
- カッターorはさみ(植栽シートカット用)
・培養土
クラピアを植える際に使用する土は培養土を使用します。
畑の土などを使用すると、その土に既に雑草の種や根が含まれている可能性があるためです。
クラピアを育てるはずが、雑草を育てる事になってしまいます。
培養土はホームセンターに売っているもので問題ありません。
・肥料
クラピアを植える際に肥料も一緒に混ぜます。
使用する肥料は、
「マグァンプK」、「有機一発肥料・草花類用」がおすすめです。
クラピアは縦横共に50cm間隔で仮置きしていきます。
キッチリ50cmの間隔じゃなくても、後々広がっていくので問題有りません。
ただ、間隔が広すぎるとクラピアが広がるまでの間、
- 見栄えが悪くなる
- 隙間に雑草が生える
などの問題が発生します。
予算の都合で少量しか用意出来ない場合は、少量から植えて後から増やしていく手段もあります。
クラピアの増やし方はこちら⇒「初心者でも簡単に出来るクラピアの増やし方」
クラピアを植える穴を掘っていきます。
クラピアの苗を植える際に、培養土と肥料を入れるので苗ポットよりも大きな穴を掘ります。
- 直径:ポット苗直径+4cm(片側2cm)以上
- 深さ:ポット苗深さ+4cm以上
このくらいの穴サイズが目安となります。
ですので、苗ポットのサイズが直径9cm高さ8cmの場合は、
- 直径:13cm以上
- 深さ:12cm以上
このくらいの穴サイズとなります。
大きすぎても問題は無いですが、その分培養土の消費量も増えるので注意が必要です。
クラピアを以下の工程で植えていきます。
肥料はペットボトルのキャップ1杯分が適量です。
多く入れたからといって早く育つわけではないので、適量にしておきましょう。
クラピアを植える前に、穴の底に培養土を入れていきます。
土を入れたら先に入れた肥料と軽く混ぜておきます。
入れる培養土の量はクラピアを入れた際に、苗が地面と平坦になるか2~3mm出る程度が目安です。
クラピアを深く植えすぎると、事項の踏みつけの際に更に深くなってしまい地面がへこんでしまいます。
そうなると庭を歩いている際に足をとられたり雨天時に水が溜まってしまう為、
できれば平坦になる高さで植える事をおススメします。
クラピアをカップから外し、穴に入れていきます。
この際底に入れた培養土でクラピアの高さ調整をしていきます。
クラピアの高さ調整が済んだら、周りの隙間を培養土で埋めていきます。
周りを培養土を入れることで、栄養や水分の吸収を良くしてあげます。
え!?せっかく植えたのに踏むの…??
といった声も聞こえてきそうですが、愛情だと思って踏んであげてください。
そうです、ギュッとね。
踏むことでクラピアの根張りが良くなります。
植え終わったら水やりです。
日中は避け、朝夕の1日2回必須です。
植えてから2週間は必ず水やりを行いましょう!
日中(特に夏場に)水やりをすると、あげた水がすぐにお湯になってしまいます。
水やりは気温が低めの朝夕あげてください。
毎日水やりはちょっと面倒だな…
って方は、梅雨時期を狙ってクラピアを植え始めると良いでしょう。
庭いじり初心者の方でもこの記事の通りに植えれば
「植えたのにすぐ枯れた」
って事にはならないでしょう!
自分の庭のクラピアも枯れずに元気に育ってくれています。
(もちろん冬枯れはしましたが…。)
植えたら終わりではないので
- 水やり
- 追肥料
- 刈り込み
などを行って大事に育ててあげてください。
今日はここまで!
最後まで閲覧いただき、ありがとうございました。